ワンオペ育児とは何なのか
ワンオペ育児で限界を感じているママ、非協力と言われて困っているパパへ。
育児の負担がどちらか一方に集中する状況は、放っておくと夫婦関係に深刻なダメージを与えます。でも解決策はシンプルで、夫婦でやるべきことがたった1つあります。この記事ではそれをパパ目線でお伝えします。
この記事でわかること
- ワンオペ育児とは何か・なぜ問題なのか
- 負担を減らすために夫婦でやるべきたった1つのこと
- パパが今すぐできる具体的な行動
まず最初に、2017年に流行語大賞にノミネートされた単語
ワンオペ育児
書いて字のごとく、夫婦のどちらかに育児が偏った状態を指します。
少し過去のデータになりますが、内閣府男女共同参画局が発表した社会生活基本調査の中から1つの図を抜粋しましたので、まずはそちらをご覧ください。

6歳未満の子供を持つ夫の家事関係の行動者率の項目、つまり夫が家事に対して実際に行動した表ですが、共働きの男性の8割が家事をせず、7割が育児を行っていないという結果です。
夫が有業で妻が無業の場合でも似たような数値です。
この表を踏まえて、なぜ家事、育児共に夫のほうが行動率が低いのかを考えたところ、大きな理由は二つ。
- 仕事で帰りが遅いので育児に参加する時間と体力がない。
- お父さんは基本的に家事や育児が苦手、またはわからないのでお母さんに任せがち、押し付けがちになってしまっている。
男親の身としては1と2どちらもわからないでもありませんが、1はともかく、2に関しては大半のお父さんは学んで覚えれば経験上意外とすんなりとできるようになるものです。
これも自分自身もその傾向が少しあったので言えることですが、お母さんができるからいいやと思ってついつい任せてしまうケースが多いです。
仕事で疲れてるし、お母さんに任せてしまおう。
お母さんも、お父さんが仕事に行ってる間に家事や育児で疲弊している事から目を逸らすか、仕事の方が大変だとお父さんの中で考えてしまっているかのパターンが多いですが、本人からすればそれこそお父さんにはお父さんの、お母さんにはお母さんの大変さがあるので、どちらが大変かというのはあまり意味のないことです。
日本の社会では、今なお男性は仕事をし、家事育児は女性の仕事という考えが残されています。
とはいえ、時代は令和にもなり社会環境も大きく変わりました。
女性の社会進出が叫ばれ、育児をする男性「イクメン」という単語も出てきました。
これは個人的な話ですが、このイクメンという単語はそんなに好きではないです。
理由は色々ありますが、当たり前のことをさも御大層な呼び方をするのに違和感があります。
これに関しては個人の感想なので、世間がどう思っているかは知りませんが……ねぇ?
話が逸れてしまいましたが、今回の記事は旦那が仕事で帰りが遅く、育児のフォローを頼りにくいという声をお問い合わせフォームでいただき、書かせていただいています。
現実問題、男親の家事育児の行動率の低さは、実際に数字として出ていますが、今回の記事は
という、趣旨のものではありません
今回の記事は仕事で帰りが遅い旦那にフォローを頼りにくい、じゃあどうすればいいのかという内容になります。
大きな理由として黄色のアンダーラインで2つの項目をあげましたので、どうすればいいかを書いていきます。
とは言え、1も2もどうすればいいかの方法は実は両方とも同じです。
前提として、お父さんサイドに協力する意思がある程度あることを前提にしています。
協力する意思がミリもない場合も最後の方に書こうと思っていますので、よろしければ最後までお付き合いください。
旦那さん・夫にも家事育児に協力してもらいたい、基本的な解決策は1つ
おそらく大半の人は思い至っているかと思いますが、簡単な話です
話し合ってください
ここでブラウザバックはまだ早いです。話し合うに至っての大事なポイントはキチンと理解できていますか?
ただ話し合うのでは結局解決せず何も変わらないままです。
話し合うに至って気を付けるポイント、その方法をお話します。
とはいえ、1.仕事で帰りが遅いので育児に参加する時間がない。これに関しては仕方がない部分もあります。
当然ですが、働いてお金を稼がないと生活が成り立ちません。
誰もがそんなことは当たり前と答えますが、仮に喧嘩をしたとしましょう、言ってしまっていませんか?
仕事よりも家事育児の方が大変だと。またはそれに似た意味を内包する言葉を。
仕事をして生活に必要なお金を稼いできてくれていると考えれば、仕事も大変かもしれないけど家事育児も大変と、こういった言い回しになるのではないでしょうか。
仕事を下げて家事育児をあげるような言い回しが飛び出すのはおかしいと考えます。
他の記事でも書いてきましたが、人間は自分のほうが大変、辛いと思いがちです。
話し合うにしても、お互いが自分のほうが大変なんだからという考えを持ってしまっていれば、先ほどのように言い回しからその考えが漏れ出てしまいます。
ですので話し合いをする前に、今一度考えを改めて思考をフラットにしてから挑むことをお勧めします。
これはお父さん、お母さんどちらにも言えることです。
どちらが有利ではなく、その家庭の中で活動するチームのような感覚で話し合うことが大事です。
あなたが話し合う相手は敵ではなく家族です、それだけは忘れないようにしましょう。
話し合い、お互いを理解することが最も大事
相互理解:相手の意見や思惑がどういったものであるのかを知ること。お互いにお互いを理解する事。
まずはここからがスタートです。
前提として、ここでの話し合いのシチュエーションは、リビングでくつろいでいる時に雑談程度で切り出すことを想定して書いています。
ちょっと座って話をしましょう形式でもいいのですが、この形式は受け手が何の話なのかと警戒し、開幕からケンカ腰になってしまいがちですので、まずはシレっとスルっと話を切り出してみましょう。
そして、まずやるべきことは話をしていく中でお互いのことを把握することからです。
これをせずに、いきなり本題の話し合いをすると意見の押し付け合いになり、まず間違いなく喧嘩になります。
ここで言う本題とは、育児にもっと協力してほしいということですが、とりあえずワンクッション置いて、少しずつ攻めてみましょう。
お父さんが仕事でどれだけ大変なのか、お母さんが家事育児でどれだけ大変なのか。
大事なポイントは感情的にならず、プレゼンをするように話をすることが大事です。事務的と言い換えても良いですが、感情的になってしまうとそれはもう話し合いではなく言葉を叩きつけているだけになってしまいますので気を付けましょう。
自分が辛い、助けてほしいと思うポイントを明確に伝えること、対してお父さん側も仕事の疲れ加減で一息ついてからの手伝いなら等とお互い要望を出し合っていくことが大事です。
話し合いで大事なのは結論の落としどころ
どんな話でもそうですが、片方だけの意見を一方的に飲ませるのは不可能です。
その場では飲み込んでも後々に約束を反故にされるかうやむやで消えますので、大事なのはお互いの意見の中間地点、もしくはお互いが納得できる落としどころ、話の着地点です。
お母さんは育児を手伝ってほしい、お父さんは仕事で疲れているから休ませてほしい、こういった場合の着地点は【お父さんの帰宅後一時間ほど一息ついてから子供をお風呂に入れてあげる、ご飯のお世話をするなどのサポート】この辺りが妥当でしょうか。
とは言え、これは仮の話なので内容は各ご家庭によって異なります。
あくまで例の話ですが、こういった具合にお互いが相手の事を考えて、譲歩して着地点を探るのが一番円満な話し合いになります。
仮にこれが、一方的にお母さんが【仕事から帰ってきたら子供のお世話!あたしはご飯の用意とか色々あるの!】だとか、一方的にお父さんが【仕事で疲れてるから休ませろ!家事育児はお前の仕事だろうが!】と、完全な押し付け合いになった場合、着地点どころではありません墜落です。
こうした押し付け合いの話し合いが行く先は、その場で大喧嘩をして話が終わっても後々に必ず不満が出てくるか、ズルズルと引きづります。
多くの場合、お母さんの助けてほしいところが負担の肩代わりであるケースが大半です、逆に言えば家事、育児どの部分でもいいから一部手伝ってもらえれば負担は減ります。
これは先ほど挙げたお父さんは基本的に家事育児が苦手、またはわからないのでお母さんに任せがち、押し付けがちになってしまっているという部分が関係してきます。
お父さんにできることの幅を広げてもらうのが一番なのですが、現実問題は仕事で帰りが遅かったりで、体力的にも時間的にもお父さんに負担がある中、家事や育児に関するやり方を新しく覚えてもらうのも酷な話です。
ならばお父さんには何ができるのか、これを話し合って知ることができれば何を任せることができて何を任せられないかの選択肢が広がります。
お母さんが助けてほしいのは負担の肩代わりかそうでないのかというのは話し合いをするうえで重要なポイントです。
例えば、お母さんの助けて欲しいポイントが食事の用意だったとします。
これは悪阻がひどいと実際に起こるパターンですが、お父さんは料理ができない。
じゃあ無理ですね、お母さん吐きそうですが頑張ります!
とはならないでください、ここでは書きませんが悪阻も重度になると入院が必要など、侮れない症状が出ます、無理はしないようにしましょう。
そもそもお母さんの負担軽減が目的だとするならば、お父さんにレトルトや総菜などのサッと食事が済むものを自分で買ってきてもらう、出前を取ってもらうなどの方法を模索してください。
負担の軽減が目的ならば方法はいくらでもあります。
その方法はやはり、2人で話し合って決めてください。
実際に料理を作ることは無理なお父さんは多いかもしれませんが、食料の買い物をできないお父さんは僕の知る限りではまだ出会ったことがありません。
極端に言えばとある日の食事の準備を出前で済ませるというのをお互いに話し合い、納得すれば出前で済ませばいいのです。
これで、食事の準備と洗い物の負担は減りますし、お父さんが一息つく時間も確保できます。
極端な例ですが、こうしてお互いが話し合い、良い落としどころを見つけていくのが大事です。
まとめると
- お互いの辛いところを話して把握する
- 助けてほしいポイントを押さえる
- 助けてほしいポイントをどう解決するかを話し合う
- お互い納得できる折衷案を出す
これだけです。
お母さんの育児の負担を軽減させるという例に置き換えると
- お互いの辛いところを話して把握する
- 負担の軽減を申し出る
- では、食事の手間を省きましょう、どうやって?
- 出前を取るか総菜物を買ってくる
こうなります。
実際、金銭的な負担もあるので毎日は無理ですが、その場合は体力のある時に作り置きをし、疲れて動けないときはお父さんにそれをレンジでチンしてもらう。
こんなパターンでもいいのです。食事という例ばかりで申し訳ないですが、食事の手間を省く手段は1つではないので、そこをお互いに話し合い模索しましょう。
そもそも話し合いをする、歩み寄るつもりが相手方にない場合
協力するつもりがミリもないパターンです。
これは個人的な考えで申し訳ないですが論外です。
とはいえ、仕事一筋のパターンもありますので、一括りに論外というのは暴論ですが、話し合いをするという点においてはどうしようもありません。
各ご家庭、各環境で様々な事情があります。子供ができる前から話し合っていたりお互い承諾済みとかの事情も考えられますので、一概には論外とは言えないですが

俺、子供好きやし可愛いけど、仕事で稼いでるんやから家の事とか子供の世話って嫁の仕事やん?てか、俺が家事とか育児までやったら嫁なんもしてないことになるから逆に仕事あげてるねんwww
このパターンはどんな事情があっても論外ですね。
納得できるシチュエーションがあるならば教えていただきたいです。
これ、盛ってるとかそんなんじゃなくマジでこのコメントが返ってきました。
正直引きました
彼とは、彼自身の浮気がばれてから音沙汰ないですが元気なのでしょうか、正直この記事書くまで彼の存在を忘れてましたが。
といった感じの考えを持つ方は嫌なことに男女問わず存在するので、協力するつもりがないパターンっていうのも案外存在しますし、物語の話よりも現実世界のほうがエグイ場合が多いです。
こういったパターンの場合、本人の意識を変えることはほぼほぼ不可能だと思っています。
よく聞くのが、結婚すれば変わる、子供が産まれたら変わると思っていたという声ですが、確かに変わるケースもあります。
ありますが、あくまでレアケースであるというのは間違いないです。
では、相手に歩み寄る、協力するつもりがない場合どうすればいいか。
この辺を検討するのをお勧めします。
ここからは経験談で、実際そうなるとは限りませんが、各事例で起こった出来事を簡単に書きます。
1.保育園に預けたいと申し出た結果「お前働かんのに子供よそに預けて家で何してんねん?働かんでいい金は稼いできてるやろ!?当てつけか?」
これは最終的に離婚しました。
2.実家に旦那が謝りに来て話し合い、元の鞘に戻るも、喉元過ぎれば熱さを忘れるで同じことを繰り返す。
とはいえ、一番効果的なのはこれでしょうか。改心しても時間が経てば元に戻ってしまうこともありますし、結果がどうなるかはともかく、外から見てる分には1番効果的だと思いました。
3.最終的にメンタルがやられて鬱になり、離婚しました。
このケースが割と多いです。
子供には父親がいたほうがいい、片親にはしたくないと考える方が多いようですが、個人的にお勧めしません。子供の為に我慢すると言えば聞こえはいいですが、非協力的な相手に人生を食いつぶされているとも言えますし、高確率で潰れるか堪えきれずに4に移行するケースが多いです。
これに関しては個別に記事が書ける内容ですが、ここでは離婚という選択が悪手と考えるのは間違いであるとだけ書いておきます。
4.片親にはなりましたが、養育費と自身が資格もちで仕事先があっさりとみつかり、両親の実家で住んでいる為、祖父母が日中は子供の面倒を見てくれているおかげか、離婚前に比べたら幸せそうでした。
1~3の行きつく先です。
これは個人的な考えですが、昔と比べてシングルマザー、もしくはシングルファザーという選択肢はもっと気楽に選ぼう……といえば軽すぎますが、そんなに悪いものではないと思っています。
とはいえ、これは本当に個々人を取り巻く環境で大きく変わりますので軽々しくは言えませんが、考え、悩んだ結果子供の生活を守れるのならば良いと思います。
金銭面や、祖父母に助けを求めれないのであれば話は変わりますが……
こればかりは本当に環境によるので、この選択肢がいい!とは言えません。
とは言え、家事や育児に非協力的な相手と一緒に生活する意味や価値はあるのかということは考えてほしいです。
4の選択肢が間違ってる、正しいとは言い切れませんが、離婚に踏み切れず自分自身が壊れたり子供が不幸になる可能性があるのならば躊躇わずこの選択肢を選ぶことも大事なのかなと思います。
まとめ
色々書きましたが、旦那の仕事が忙しく育児に時間が取れないというのは、本当に難しい問題です。
お父さん自身も育児には参加したいけれども生活があるので仕事をしないといけない。
こういった場合は、お母さんもワンオペ育児で大変なことも多いかとは思いますが、仕事を頑張るお父さんの事も理解してあげてほしいと思います。
どんな状況であれ、夫婦で話し合うことは大事なことです。
お父さんはお父さん、お母さんはお母さんと、割り切って生活するのを間違っているとは言いませんが、まずは夫婦として考えて生活をしてもらえればと思います。
今回、旦那さんが仕事で帰るのが遅く、育児のフォローが頼みにくいという趣旨でご相談いただきましたが参考になりましたでしょうか。
兎にも角にもまずは話し合いましょう。
そうすることで出てくる情報もありますので、そこからお互いにとって良い着地点を模索してみてください。
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