子供が生まれた瞬間から「学資保険どうする?」って話になりますよね。
でも正直、学資保険って聞いてもよくわからない。なんとなく入った方がいい気もするけど、貯金でよくない?という気もする。
この記事を書いているのは、過去に消費者金融5社を焦げ付かせてブラックリスト入りまで経験した、どこからどう見ても”お金の管理が得意ではない”父親です。
そういう人間だからこそ言える、学資保険と貯金の本音の話をします。
この記事でわかること
- 学資保険のメリット・デメリット(5つ・4つ)
- 貯金のメリット・デメリット(3つ・3つ)
- 学資保険が向いている人・貯金が向いている人の違い
- 結局どっちを選べばいいのかの判断基準
結論から言います
お金の管理に自信がないなら、学資保険一択です。
これだけ聞いて「わかった」という方はここで記事を閉じてもらっても構いません。
ただ、「なぜそう言えるのか」「自分は本当にそっちでいいのか」を確認したい方は、このまま読み進めてください。損はさせません。
学資保険と貯金、どちらが向いているか一覧表
まず結論を表にまとめます。
| 学資保険 | 貯金 | |
|---|---|---|
| 強制的に貯まるか | ◎ 自動引き落とし | △ 意志力次第 |
| 途中で使えるか | × 解約しないと使えない | ◎ いつでも使える |
| 万が一の保障 | ◎ 払込免除特約あり | × なし |
| 元本割れリスク | △ 途中解約で損する場合あり | ◎ 元本割れなし |
| 税制優遇 | ◎ 生命保険料控除あり | × なし |
| 物価上昇への対応 | × 固定利率 | △ 変動金利(低い) |
この表だけでも「どっちが自分向きか」はある程度見えてくると思います。
学資保険のメリット5つ
① 強制的にお金が貯まる
学資保険の最大のメリットはここです。
毎月決まった額が自動で引き落とされるので、「今月は厳しいからパス」ができません。
自分のように意志が弱い人間には、この「逃げ道のなさ」が最大の武器になります。
知人で「夫婦で貯金しよう」と学資保険を断った先輩がいましたが、子供が中学生になるころには貯金がパチンコで綺麗に消えていました。極端な例ですが、現実にあった話です。
② 払った額よりお金が増える可能性がある
返戻率(へんれいりつ)という数字があります。簡単に言うと「払った保険料の総額に対して、最終的に何%戻ってくるか」です。
返戻率が105%なら、100万円払って105万円戻ってくるイメージです。
今の銀行の金利はほぼゼロに近いので、条件の良い学資保険を選べば銀行に預けておくよりは増える期待が持てます。
ただし、返戻率だけで選ぶのは危険です。保障内容とのバランスで選ぶことが大事です。
③ 税金の面で優遇される
学資保険を払っている期間は「生命保険料控除」の対象になります。
これにより所得税・住民税が少し安くなります。毎年の年末調整や確定申告で申請するだけなので、忘れずにやっておきましょう。
貯金には当然こういった税制優遇はありません。
④ 親に万が一のことがあっても子供の教育費が守られる
学資保険には「払込免除特約」というものがあります。
契約者(主に親)が死亡や高度障害になった場合、その後の保険料の払い込みが免除されて、満期時には予定通りの保険金を受け取れるというものです。
子供のために積み立てていたお金が、親の不幸で消えることがなくなります。
生命保険に別途加入している方は重複する部分もありますが、教育費専用の保障として考えると安心感があります。
⑤ 子供の進学時に確実にお金が用意できる
これが学資保険の本来の目的です。
高校・大学の入学時にまとまったお金が必要になることは、子供が生まれた時点でほぼ確実にわかっています。そのタイミングに合わせてお金が受け取れるよう設計されているのが学資保険です。
「あの時ちゃんと入っておいてよかった」と思う瞬間が必ず来ます。
学資保険のデメリット4つ
① 途中解約すると損する(元本割れ)
これが最大のデメリットです。
加入から年数が浅いうちに解約すると、払い込んだ金額よりも戻ってくる金額が少なくなります。
だからこそ、無理のない保険料のプランを選ぶことが重要です。月々の支払いが家計を圧迫するようなプランでは本末転倒です。
② 物価が上がっても受け取る金額は変わらない
学資保険は契約時の利率で固定されています。
最近のように物価がどんどん上がっている状況では、満期時に受け取る金額の「価値」が相対的に下がってしまう可能性があります。
これは学資保険の構造上どうしようもない弱点ですが、教育費そのものも物価と連動して上がるわけではないので、必要以上に心配しなくてもよい部分でもあります。
③ 保障を厚くすると返戻率が下がる
子供の医療保障を手厚くしたプランを選ぶと、その分保障コストがかかるため返戻率が100%を下回ることもあります。
「教育費をしっかり貯めたい」のか「子供の医療保障も欲しい」のかによって、プランの選び方が変わります。目的をはっきりさせてから選びましょう。
④ 保険会社が倒産した場合、全額は戻らない可能性がある
学資保険には「生命保険契約者保護機構」という機関があり、万が一保険会社が倒産しても一定額まで保護されます。ただし、全額ではなく責任準備金の90%までです。
国内の大手保険会社が突然倒産する可能性は非常に低いですが、リスクとして知っておいて損はありません。
貯金のメリット3つ
① 急な出費にすぐ対応できる
子育てをしていると、想定外の出費は必ず出てきます。
学資保険の場合は解約しないとお金が引き出せませんが(解約すると損する)、銀行貯金ならすぐに動かせます。この「柔軟性」は貯金の大きな強みです。
② 元本割れしない
途中で引き出しても、積み立てた分は確実に残ります。学資保険のような「解約すると損する」という心配がないのは精神的に楽です。
ただし振込手数料や口座手数料には注意が必要です。
③ 変動金利なので物価上昇に多少は対応できる
銀行の普通預金は変動金利です。物価が上昇すると金利も多少は上がる見込みがあります。
とはいえ、今の日本の普通預金金利は0.001〜0.1%程度とほぼ誤差なので、「増やす」という期待はしない方が無難です。
貯金のデメリット3つ
① 意志がないと確実に減る・使われる
これが貯金最大の弱点です。
「毎月3万円は子供のために貯ける」と決めても、急な出費・誘惑・気の緩みで崩れていきます。特にパチンコ・ゲーム課金・衝動買いなど「お金の使い方が荒い」自覚がある方は要注意です(過去の自分がそうでした)。
② 親に万が一のことがあっても保障がない
貯金にはそういった機能がありません。別途生命保険で対策する必要があります。
③ 金利がほぼゼロで増えない
現状の日本の銀行金利では、預けていてもほとんど増えません。「大きな貯金箱」として使う分には問題ありませんが、「増やす」という期待はしないようにしましょう。
あなたはどちらのタイプ?チェックリスト
以下のチェックリストで確認してみてください。
学資保険が向いている人
- 貯金が苦手、気づくと使ってしまう
- 毎月の保険料を無理なく払い続けられる収入がある
- 万が一の保障も一緒に確保したい
- 先取りで強制的に貯めるしくみが欲しい
貯金が向いている人
- 絶対に使わないという鋼の意志がある
- すでに教育資金のめどがある程度立っている
- 急な出費に備えて手元に資金を置いておきたい
- 生命保険で万が一の保障はすでに対策済み
まとめ:結局どっちがいいのか
学資保険と貯金、どちらが正解かは家庭の状況によって変わります。
ただ、これだけははっきり言えます。
「なんとなく貯金でいいか」は危険です。
子供の教育費は金額と時期がある程度決まっています。入学時・受験時・進学時、それぞれにまとまったお金が必要になります。その時になって「足りない」では遅いのです。
1ヶ月準備が遅れると、その分毎月積み立てる金額が増えます。迷っているなら早めに動くのが正解です。
学資保険に興味が出てきた方は、まず無料の相談窓口を使ってみることをおすすめします。保険会社に直接電話するとセールス色が強くなりがちですが、FP(ファイナンシャルプランナー)への無料相談サービスであれば、中立な立場でアドバイスをもらえます。
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