警備員の仕事はきつい?実際に就いてメンタルと体が崩壊しかけた話【給料・待遇も全部書く】

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警備員という仕事を調べているあなたへ。

就職を考えている方も、今まさに辞めたいと思っている方も、この記事は役に立つと思います。

筆者は地域の小さな警備会社(機械警備部門)に勤務した元警備員です。大手のセコムやALSOKではありませんが、だからこそ語れるリアルがあります。


このシリーズでわかること

前編(この記事): 警備員になったきっかけ・給料・勤務時間の実態 中編: 実際の業務内容と「これが警備員の仕事なの?」な体験談 後編: 24時間・36時間勤務の実態、起こした事故、転職するまで


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警備員の種類をまず整理する

「警備員」と一口に言っても、実は法律上4種類に分かれています。

種別主な業務内容
第一号警備施設の巡回・機械警備・常駐警備など
第二号警備交通誘導(工事現場・駐車場など)
第三号警備現金や貴重品の輸送警備
第四号警備要人・身辺警護(いわゆるボディガード)

筆者が従事していたのは第一号警備の機械警備業務です。

機械警備とは、スーパーや工場などの施設に警備機器(センサー)を設置し、閉店後に異常を感知した場合に現場に駆けつける業務です。夜間がメインになります。

なお、この記事で書く内容はあくまで地域の小さな警備会社での話です。セコムやALSOKなどの大手は労働環境が整っているという話を同業者から聞いていますので、業界全体がこうだというわけではありません。


警備会社に入社したきっかけ

それ以前は小さな町工場で働いていました。240℃の機械にゴムを詰めて成型する仕事で、夏は文字通り地獄でした。手取り14万円、週休2日制。

転職を決意したきっかけは社長でした。

「今年は業績が厳しいのでボーナスは無理」と言った1ヶ月後に、大型バイクを購入して会社に乗ってきました。

「俺、日頃頑張ってるから自分へのご褒美や、どうよ?めっちゃええやろ?」

従業員一同、怒りで一致団結。それでもすぐには動きませんでしたが、翌年も同じように「ボーナス無理」→1ヶ月後に新車600万円超の車で颯爽と出勤してきました。

この瞬間に転職を決意。弟が「ぼーっとしてるだけ」と言っていたセルフのガソリンスタンドに紹介してもらおうと動いたところ、警備会社を経由しての派遣という形で、まず警備会社に面接へ。

「ガソリンスタンドに空きが出るまで機械警備部門で働いてもらえますか?」

即答でYESと答えました。今にして思えば、YESでもNOでもどっちみち詰んでいました。

こうして地獄への門が開かれました。


入社してわかった勤務時間と給料

機械警備のシフトは3種類あります。

シフト時間帯
早番8:30〜18:00(9.5時間)
遅番(夜勤)18:00〜翌8:30(仮眠6時間含む)
24時間勤務……後述します

「早番と遅番の2交代なのに早番が9.5時間、差し引き14.5時間は夜勤?」と思った方は正常です。

遅番は仮眠6時間を含むため「労働時間ではない」という説明を受けましたが、機械警備の仮眠時間は「何かあればすぐ出動」が前提なので実態は労働時間です。実際に仮眠が6時間取れたのは月に1度あれば御の字で、大体2時間あれば良い方でした。

気になる給料は?

前職のゴム工場が手取り14万円・9時間勤務だったのに対して、警備会社では手取り16万円・実質14.5時間勤務でした。

勤務時間が1.5倍になって給料は2万円アップ。

なお、残業代は一度も支給されたことがありません。理由はタイムカードが存在しないからです。

週5勤務で全部遅番の場合、週の労働時間はざっくり計算して72.5時間になります。変形労働時間制というものがあるらしいですが、当時の自分にはよくわかりませんでした。

「良い話」も一つある

同じ会社の施設常駐警備員(夜間施設に泊まり込んで朝まで管理するタイプ)の方は、日当8,500円・拘束時間は長いものの夜間は基本自由という環境でした。月20日働けば当時の自分の給料を超える計算です。力仕事もなく、50〜60代の方が多かった印象です。

機械警備の自分の環境がおかしかっただけで、警備員という仕事そのものが全部きついわけではありません。


まとめ

  • 警備員は4種類あり、配属先や会社によって環境は全く違う
  • 機械警備は夜間メインで拘束時間が長い
  • 大手警備会社は労働環境が整っているという話を同業者から聞いている
  • タイムカードなし・残業代なし・仮眠ほぼ取れない環境は会社次第

次の中編では実際の業務内容を「辞めたい度」採点つきで全部語ります。

中編:業務内容リアルまとめ【辞めたい度採点あり】

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